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2011年9月 7日 (水)

直流送電

◆電力「直流送電に関する問題」

次の直流送電に関する記述として、誤っているのはどれか。

1.安定度の問題がないので長距離大電力の送電に適する。
2.周波数の異なる交流系統相互の連系ができる。
3.負荷設備には直流が適しているものが多いので有利である。
4.充電電流および誘電体損がないので、電力ケーブルの使用に適する。
5.電圧降下は抵抗分だけであるから少ない。


解答


解説
 
長所
最大電圧が小さく絶縁が容易である。
導体利用率がよく、電力あたりの電流が小さいため電圧降下・電力損失が小さい。
2条の導体で送電できる(大地を帰路とした場合は1条でも可能であるが電蝕や
通信への影響が大きいのでその対策が必要)。
交流の電力系統を分離でき、潮流調整が容易となる。
電線路のリアクタンスによる電圧降下や、静電容量によるフェランチ効果
(電圧上昇)が無い。

短所
大容量の直流遮断は難しい。交流は電流零点を有するため、
この点で電流を遮断する事が可能である。電力系統で使われる遮断器は
容量が大きいため遮断する段階での細工は必要である。一方直流は零点が
ないため、大容量の遮断器では零点を作る細工が必要である。通常は外部に
蓄えたエネルギーを逆電流として挿入するか、直流に自励振動の電流を
重畳させて零点を作るかする工夫が必要である。

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