◆法規「接地工事に関する問題」
低圧電路において、その電路に地気を生じた場合に0.5秒以内に自動的に
電路を遮断する装置を施設するときは、この電路に施設する機器の
金属製外箱等の接地抵抗値が何オーム以下であれば接地工事を省略
できるか。
解答
100Ω
解説
D種接地工事が省略できるのは次のような場合です。
1. D種接地工事を施す金属体と大地間との抵抗値が100Ω以下のとき
2. 地中に埋設され、大地間との抵抗値が3Ω以下の金属製水道管は接地極に
できる。
3. 電気機械器具の鉄台等が次のように施設される場合。
一 使用電圧が直流300V又は交流対地電圧150V以下の機械器具を
乾燥した場所に施設する場合
二 低圧用の機械器具を乾燥した木製の床その他これに類する絶縁物の上で
取り扱うように施設する場合。
三 鉄台の周囲に適当な絶縁台を設ける場合。
四 水気のある場所以外の場所で、定格感度電流が15mA以下、
動作時間0.1秒以下の電流動作形の漏電遮断器を施設する場合また、
金属管工事では低圧屋内配線が300V以下の場合は、管には、D種接地工事を
施すことなっていますが次のような場合は省略することができます。
イ. 管の長さ(2本以上の管を接続して使用する場合は、その全長をいう。)
が4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合。
ロ. 屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧150V以下の
場合において、の電線を収める管の長さが8m以下のものを人が容易に触れる
おそれがないように施設するとき又は乾燥した場所に施設するとき。
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