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2008年11月27日 (木)

原子力発電所

◆電力「原子力発電所に関する問題」

原子力発電所と最近の大形火力(汽力)発電所とを比較した場合、
その特徴に関する記述として、誤っているのは次の内どれか。

1.原子力発電所のほうが発電原価に占める燃料費の割合が少ない。
2.原子力発電用高圧タービンのほうが火力の高圧タービンより回転速度が
遅い。
3.同じ出力の場合、原子力発電のほうが復水器の冷却水量が多い。
4.原子力発電では燃料の燃焼に空気を必要としない。
5.原子力発電所の発生蒸気のほうが高温、高圧である。

解答

5.原子力発電所の発生蒸気のほうが高温、高圧である。

解説

大形汽力発電所のほうが高温、高圧である。

原子炉にはいろいろな種類があり、現在世界でもっとも多く運転・建設さ
れている原子炉は、減速材(核分裂によって発生した中性子を、次の核分裂
を起こしやすい状態にするために、中性子の速度を落とすもの)と冷却材(
核分裂によって発生した熱を炉心から外部に取り出すもの)として軽水を使
っている軽水炉です。

 軽水炉のうち沸騰水型の原子炉を使っている原子力発電所を沸騰水型原子
力発電所(BoilingWaterReactor)と言います。沸騰水型原子力発電所とは、
原子炉の中で、ウラン燃料から発生する熱エネルギーによっ冷却水が加熱さ
れ、約70気圧、約280℃の発生させた蒸気によって直接タービン・発電
機を回転させて発電する発電所です。
 また、加圧水型の原子炉を使っている原子力発電所を加圧水型原子力発電
所(PWR:PressurizedWaterReactor)と言います。加圧水型原子力発電所とは、
原子炉容器の中の一次冷却材を沸騰しないように約160気圧に加圧し、ウ
ラン燃料から発生する熱エネルギーによって約320℃の高温の水にし、こ
の高温水を蒸気発生器に送り、伝熱管と呼ばれる細い管の中を通すと、伝熱
管の周りの水はこの高温高圧水を熱源として加熱され発生させた蒸気をター
ビンに送り、発電機を回して発電する発電所です。

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