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2008年5月29日 (木)

ヒューズ

◆法規「ヒューズに関する問題」

次の高圧ヒューズに関する記述に対応する答を解答群のなかより選びなさい。

(1)変圧器二次側短絡の保護を目的に使用されるヒューズ

(2)長期間の高温状態が原因で金属が劣化して起こる“自然溶断”の
   現象が全くない、高信頼性のヒューズ

(3)変圧器二次側短絡の保護のほか、過負荷保護の性質をもつヒューズ

解答群

(イ)タイムラグ(遅動形)ヒューズ
(ロ)テンション(速動形)ヒューズ
(ハ)複合(速動形)ヒューズ

解答

(1)-(ロ)
(2)-(ハ)
(3)-(イ)

解説

高圧ヒューズ
高圧ヒューズは放出形と非放出形に大別されるが、
放出形は3種類あり、
(1)複合(速動形)ヒューズ
電気的通電部と機械的構造部強度を分離してあるため、使用しているとき
電流通電時の温度上昇によって機械的強度が下がることはない。
また、長期間の高温状態が原因で金属が劣化して起こる“自然溶断”の現象
が全くない、高信頼性のヒューズである。
溶断特性はテンションヒューズとタイムラグヒューズの中間域にあり、
多少の遅延特性があるす。
また、規定のモーター起動電流および励磁突入電流による溶断はない。

(2)テンション(速動形)ヒューズ
変圧器二次側短絡の保護を目的に使用され、速動形になっており、
ヒューズエレメントの材質・線径・長さにより溶断特性をもたせている。

(3)タイムラグ(遅動形)ヒューズ
変圧器二次側短絡の保護のほか、過負荷保護の性質をもち、
大電流域の遅延特性がある。
モーター起動電流や変圧器の励磁突入電流では溶断しにくい特性がある。
小電流では、抵抗線の発熱により低溶融合金を溶解し、溶断する。
大電流では抵抗線で溶断する。

低圧ヒューズ
温度上昇試験、通電試験、溶断試験などがあるが、
ヒューズとしては、A種では定格電流の110%、
B種では130%の電流を各部の温度が一定になるまで
通電しても溶断せず、下表に示すような電流に対して、
それぞれ表に示された時間内に溶断しなければならない
とJISに規定されている。

ヒューズの定格電流   溶断時間A種、      溶断時間
(A)         定格電流の135%   定格電流の200%
            B種160%(分)     (分)

1~30         60            2
31~60        60            4
61~100       120           6
101~200      120           8
201~400      120           10
401~600      120           12
601~1000     180           20

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