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2008年2月29日 (金)

同期機

◆機械「同期機に関する問題」

無負荷で定格電圧を発生して、定格速度で運転中の三相同期発電機の
端子を突然に三相短絡させた、このとき突発短絡電流は
定格電流の8倍、永久短絡電流は定格電流の1.25倍であった。
この発電機の同期リアクタンス及び漏れリアクタンスは
何%か、ただし抵抗分は無視する。

解答

漏れリアクタンス:12.5(%)

同期リアクタンスは80(%)

解説

Is=I×100/%x(A)

%x=I/Is ×100(%)

突発短絡電流Is’は漏れ電流x’によって制限されるので、

%x’=I/Is’ ×100
=I/8I ×100=12.5(%)

また、永久短絡電流Isは同期リアクタンスxsによって制限されるから、

%xs=I/1.25I ×100=80(%)

短絡が発生しても電機子反作用はすぐに現れない。
したがって、短絡直後の電流は、電機子漏れリアクタンスによって
制限される。
時間がたつと、電機子反作用が現れるので、電流はリアクタンスにより
制限される。

短絡電流Isと定格電流Iとの関係は、
%リアクタンスを%xとすれば次のように表される。

Is=I×100/%x

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2008年2月28日 (木)

絶縁耐力試験

◆電力「ケーブルの絶縁耐力試験に関する問題」

ケーブルの絶縁耐力試験を直流で行う利点を述べよ。

解答

試験用電源の容量が小さくて済む

解説

距離の長い高圧又は特別高圧ケーブルでは、静電容量が極めて大きくなる。
従って、交流での絶縁耐力試験では、大容量の電源を必要とするが、
直流では充電電流を考えなくてもよいので小容量で済む。

ケーブルの試験
ケーブルの絶縁耐力試験は、電気設備に関する技術基準によって、
交流試験電圧の2倍の直流電圧で試験できる。
市販の直流耐圧試験器(6kv)には、
直流電圧、25000V、3mA程度のものが多い。

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2008年2月27日 (水)

ご質問への答え001

桃太郎さんからご質問をいただきましたので、お答えします。

***以下 引用***
はじめまして!!
よくアクセスさせて貰っております。
ここに掲載している問題は御自分で作成されているのですか?
もし宜しければ出所をお教え下さい。宜しく願います。
別電気サイトで活動してますので一度おいで下さい。
電気☆入門SNShttp://denkinyumon.sns.fc2.com/
***引用 ここまで***

このブログは私自身の勉強の記録を公開しているものです。
したがって、内容については、オリジナルなものにしようという、
考えはなく、既存の問題から拾ったものが大部分を占めています。
電験の問題や解答に著作権が存在するかどうかはわかりませんので、
丸写しは避けようと思っておりますが、
ご指摘があれば、改めようと考えております。
出題内容については、その時々で興味のある事柄を電験風にアレンジして
出題しているものもあります。
私自身の経験から、電験の勉強をしているときにこのようなサイトがあれば
よかったな。
というのが発想の原点ですので、
なるべく、基本的で簡単な問題を出題するようにしています。

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コイル

◆理論「コイルに関する問題」

自己インダクタンス3(H)のコイルに0.2(A)の直流電流を流した
とき、6×10^-4(Wb)の磁束を発生した。
この場合、コイルの巻数を求めよ。

解答

巻数
1000回

解説

コイルの電流:I(A)
巻数:N(回)
磁束:φ(Wb)
のとき、インダクタンスL(H)は、

L=Nφ/I
よって、

N=(L/φ)・I=(3/6×10^-4)×0.2
=1000(回)

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2008年2月26日 (火)

電気事故報告

◆法規「電気事故報告に関する問題」

電気事故報告には速報と詳報があるが、それぞれ事故の発生を知った
とき、または事故の発生を知った日から報告を行うまでに
定められた期間を述べよ。

解答

1.速報
事故の発生を知ったときから48時間以内

2.詳報
事故の発生を知った日から30日以内

解説

電気事故報告は電気事業法の「報告の徴収」の規定に基づいて
定められたもので、
1)感電死傷事故
2)電気工作物の欠陥等による感電以外の人身事故もしくは
他の物件を著しく損壊させた事故
3)電気火災事故
4)1万V以上の需要設備の主要電気工作物の損壊事故
5)電圧3万V以上の自家用電気工作物の故障等により、
特定電気事業者に供給支障事故を発生した事故

高圧受変電設備では上記のようなものについて、
所轄経済産業局長に報告する。

速報は事故の発生または発見後、速やかに電話等により
知り得た範囲の状況報告を行うもので、
その報告内容は、事故の発生の日時、場所、当該電気工作物、
原因及び事故概要のほか、そのために施した応急処置、
復旧対策及び復旧日時について報告する。

詳報は、事故の発生または発見後、定められた期間内に、
定められた様式に従い、文書によって事故原因の分析、事故の
状況、被害の状況および再発防止策等について
詳しく調査検討したものを提出する。

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2008年2月24日 (日)

インバータ

◆機械「インバータに関する問題」

つぎのインバータに関する記述でA群の各ブロックに対応する説明を
B群の中から選びなさい。

A群
(1)コンバータ部

(2)インバータ部

(3)コントロール部

(4)ベースドライブ部

B群
(A)
インバータの出力電圧、周波数をコントロールする中枢部である。

(B)
商用電源から加えられた交流電圧をダイオードで整流し、直流として
コンデンサに蓄積する。
コンデンサで蓄積され平滑された直流電圧はインバータ部に加えられる。

(C)
コントロール回路の司令によりインバータ部のトランジスタのベースを
駆動する。

(D)
直流電圧をトランジスタのスイッチングにより可変周波、可変電圧の
交流に変換し、モーターに供給する。

解答

(1)-(B)
(2)-(D)
(3)-(A)
(4)-(C)

解説

インバータは「逆変換」という意味である。
インバータ内部では50/60Hzの交流電源を一旦直流に変換し
さらに希望する周波数の交流に逆変換している。

モーター(誘導電動機)の回転数はどうしたら変えられるか。

回転数(r/min)=(120f/P)・(1-S)

f:電源周波数(Hz)
P:モーター極数
S:すべり(%)

回転数を変えるには、

1)極数(P)を変える
2)周波数(f)を変える
3)すべり(S)を変える

インバータは2)の周波数を変える方法により回転数を制御する。

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2008年2月23日 (土)

高圧限流ヒューズ

◆電力「高圧限流ヒューズに関する問題」

次の高圧限流ヒューズに関する記述の中で誤っているものを一つ選びなさい。

(1)小形である

(2)遮断容量が小さい

(3)短絡電流が小さい

(4)遮断時にアークの噴出及び騒音が無い

(5)受電設備の経済設計が可能である

解答

(2)遮断容量が小さい

解説

限流ヒューズはけい砂などの消弧砂を充填した容器内に、
銀線等の可溶体(ヒューズエレメント)を張ったものであり、その消弧原理は
次のように考えられている。
ヒューズを流れる電流によるジュール熱で可溶体が溶断し、これに伴い発生する
アークの高温により可溶体は溶融して気化状となり、消弧砂の空間
に浸透拡散する。

さらにアークは消弧砂をも融かし、溶融芋虫を形成し、この生成物が絶縁物化
して消弧される。
この過程は短時間に進行する。
また、消弧の過程でアーク電圧が発生し、短絡電流は抑制され限流効果が
現れる。

このため、限流ヒューズは、
小形であるが遮断容量が大きい、短絡電流が小さい、遮断時にアークの噴出及び
騒音が無い。受電設備の経済設計が可能となるなどのいくつかの特徴
を有している。

しかし、遮断現象が完全に完了するためには一定以上のエネルギーが必要で、
ヒューズが小電流で溶断した場合、遮断できずにヒューズの爆発破壊を
招くなど危険である。

この小電流(定格電流の3倍以下)域で遮断能力の無いヒューズが
バックアップヒューズである。
広域ヒューズ(全領域ヒューズ)は、可溶体の中央に高い消弧性能をもつ
ハロゲン化合物と金合金を組み合わせた小電流遮断部分を設けたもので、
ヒューズ溶断の全域にわたって遮断能力がある。

したがって、広域ヒューズは、負荷開閉器との組み合わせにより、遮断器と
同等の能力を有するが、バックアップヒューズを使用する場合は、
小電流の遮断を分担する過電流継電器と引き外し付負荷開閉器又は遮断器との
組み合わせによらなければならない。

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2008年2月21日 (木)

ネットワーク

◆理論「ネットワークに関する問題」

次のネットワークに関する用語についてA群の記述に対応する答えを
B郡の中から選びなさい。

A群
(1)ADSL

(2)FTTH

(3)CATV

(4)LAN

(5)ISDN

B群
(A)ケーブルテレビ

(B)総合デジタル通信網

(C)ローカルエリアネットワーク

(D)非対称デジタル加入者通信線

(E)光ファイバをすべての家庭に

解答

(1)ADSL-(D)非対称デジタル加入者通信線

(2)FTTH-(E)光ファイバをすべての家庭に

(3)CATV-(A)ケーブルテレビ

(4)LAN -(C)ローカルエリアネットワーク

(5)ISDN-(B)総合デジタル通信網

解説

近年、ブロードバンドと呼ばれる高速通信ネット-ワークが急速に普及して
いるが、なかでも特に著しいのが、ADSLである。

ADSL
(Asymmetric Digital Subscriber Line)
は非対称デジタル加入者通信線と訳される。

非対称とは、CATVインターネットの「上り」と「下り」とでは、
速度が異なることに似ている。
つまり「上り」と「下り」の通信速度が同じならば、「対称」であり、違えば
「非対称」と呼ぶわけである。

その考え方はCATVの場合と同様、現在NTTの電話局と一般家庭との間を結ぶ
加入者線は、そのほとんどがメタルケーブル(銅線ケーブル)である。
ADSLはこのメタルケーブルを使った高速通信技術。

ADSLは「下り」の通信速度が速いので、
ネットワークから多くのデータを受信する事が多い、家庭でのインターネットの
利用に適している。

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2008年2月20日 (水)

絶縁抵抗

◆法規「絶縁抵抗に関する問題」

定格容量20kVA,一次電圧6600V,二次電圧105/210Vの
単相変圧器に接続する1回線の単相3線式架空電線路がある
「電気設備に関する技術基準を定める省令」によれば,
二次側の絶縁抵抗値は何オーム以上でなければならないか

解答

734(Ω)以上

解説

低圧電線路の絶縁抵抗

低圧電線路の電線-大地間の絶縁抵抗(多心ケーブル、引込用ビニル絶縁電線
または多心形電線の場合は心線相互間及び心線-大地間の絶縁抵抗)は、
使用電圧に対する漏れ電流が最大供給電流の1/2000を超えないように
保たなければならない。

規定は電線1条当りI/2000以下であり、
電線が3条ある場合には3倍する。

I=20×10^3/210=95.2(A)

(95.2/2000)×3=0.143

R=105/0.143=734(Ω)

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2008年2月19日 (火)

光束

◆機械「光束に関する問題」

つぎの空白に当てはまる数字を書きなさい。

入射する放射エネルギーを,人間の眼が光として感じることので
きる波長のうち,[(ア)](mμ)のとき,最も明るく感じ,その
値は[(イ)](lm/W)である.

解答

(ア)555

(イ)680

解説

光として目に感じる波長の範囲は、およそ380~760nmである。
これ以外では、いくら放射束が強くても目には光りとして感じない。

ある波長λでΦλ(W)の放射束があり、
その光束がFλ(m)であったとすれば、両者の比Fλ/Φλ(lm/W)
を視感度という。

目に光りとして感じる放射束であっても、波長によって感じ方が異なり、
目に光りとして最も良く感じる波長は555(nm)である。

この波長の放射束1(W)は680(lm)の光束に相当する。

光束Fと放射束Φλとの間には次式の関係がある。

F=∫Fλ=680Φλ・(比視感度) (lm)

○放射束を視感によって測ったものが光束である。

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2008年2月17日 (日)

線路インピーダンス

◆電力「線路インピーダンスに関する問題」

低圧200V回路で、
10m当たりの線路抵抗が0.0056(Ω)、
10m当たりの線路リアクタンスが0.0013(Ω)、
のケーブル50mの線路インピーダンス(%)を求めよ。
ただし、基準容量を1000KVAとする。

解答

71.75(%)

解説

インピーダンスZは、

Z=√{(0.0056×5)^2+(0.0013×5)^2}
 =0.0287(Ω)

線路インピーダンスは、

%Z=(Z×基準KVA)/{(KV)^2×10} (%)

Z:ケーブルのインピーダンス(Ω)
KV:低圧線路の電圧(KV)

%Z=(0.0287×1000)/(0.2^2×10)
  =71.75(%)

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2008年2月15日 (金)

アドミタンス

◆理論「アドミタンスに関する問題」

RとCの並列アドミタンスを求めなさい。

解答

(Y)=1/R + jωC=(1+RjωC)/R

解説

注:ベクトルを(Y)のように表す。

インピーダンス(Z1)、(Z2)などに対して、

(Y1)=1/(Z1)、(Y2)=1/(Z2) などを、

アドミタンスという。
並列回路の計算にはこれが多く用いられる。
アドミタンスも、実数部と虚数部からなり、
実数部をコンダクタンス、虚数部をサセプタンスという。

□並列接続回路では、端子にかかる電圧が共通であるので、
これを使うと便利。
□アドミタンスによる計算は、コンデンサの電流などの
場合特に便利。

問題の場合、

Rのアドミタンスは1/R、CのアドミタンスはjωCで、
並列アドミタンスは、

(Y)=1/R + jωC=(1+RjωC)/R

1/Rはコンダクタンス、ωCはサセプタンスである。

これにより、合成インピーダンス(Z)は、

(Z)=R/(1+RjωC)

となる。
 

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2008年2月14日 (木)

SOG

◆法規「SOGに関する問題」

過電流ロック機能付き地絡継電器(SOG)に関する記述で、
正しくないのは次の内どれか。

1.負荷側で地絡を検出したときは、即時に遮断する。

2.負荷側で地絡と短絡が同時に発生した場合には、即時に
遮断する。

3.方向性をもたない機種では、電源側の地絡事故により、
不必要動作を起こすことがある。

解答

2.負荷側で地絡と短絡が同時に発生した場合には、即時に
遮断する。

負荷側で地絡と短絡が同時に発生した場合には、即時に
遮断動作が行われないので、供給変電所がトリップし
波及事故となる。
しかし、供給変電所がトリップし無電圧となった時点で、
開閉器は蓄勢解放するので、供給変電所が即時復旧動作を
行ったときに事故点は切り放され停電復旧する。

解説

SOG (Storage Over current Ground)制御装置
PAS(高圧気中負荷開閉器)と組み合わせて使用される高圧地絡継電器の一つ。

S:畜勢
O:過電流(ロック機能付き)
G:地絡(接地)継電器

Gr動作:
普通の地絡事故においては、SOG制御装置の地絡継電器部分が動作し、
PASを開放させ波及事故を防ぎますが、PASは開閉器に属し遮断能力を持たないために
過電流事故時、及び短絡事故と地絡事故が同時におきた場合
(ロック電流値以上の事故電流)PASを遮断させることが出来ない。

SO動作:
そのため、一時的にSOG内部に遮断命令を蓄勢(開放をロック)させておき
電源側上位の電圧が無くなった後PASを開放させる。

 

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2008年2月13日 (水)

天井クレーン

◆機械「天井クレーンに関する問題」

定格荷重50tの天井クレーンがある。クラブ重量30t、
クレーンの全重量100t、巻上げ速度2m/min、
横行及び走行速度20m/min、横行抵抗27kg/t、
走行抵抗25kg/tとし、
また機械的効率はいずれも70%とすれば、各電動機の
容量はそれぞれ何KWか。

解答

巻上げ電動機容量:23.3KW
横行電動機容量:10.1KW
走行用電動機容量:17.5KW

解説

巻上げ重量F(N)、速度V(m/s)、効率ηとしたとき、
巻上げ電動機容量P1は、

P1=FV/η=9.8×50×10^3×(2/60)×(1/0.7)
  ≒23.3×10^3(W)

横行電動機及び走行電動機容量をP2およびP3とすると

P2=9.8(50+30)×27×(20/60)×(1/0.7)
  ≒10.1×10^3(W)

P3=9.8(100+50)×25×(20/60)×(1/0.7)
  ≒17.5×10^3(W)

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2008年2月12日 (火)

短絡電流

◆電力「短絡電流に関する問題」

三相6600Vで受電している高圧需要家がある。
受電点の短絡容量は150MVAである。
三相6600V/210V、300KVAの動力変圧器が設備されて
おり、%Zは3.2(%)である。
変圧器2次側の短絡電流を求めなさい。

解答

771(A)

解説

計算に際し、基準容量は通常10MVAに設定することが多いが、
高圧受電設備の場合は全体の容量が小さいので、
自所の変圧器容量をベースとする方が便利である。
電源側インピーダンスは300KVAを基準容量とすると、

{(300×10^3)/(150×10^6)}=0.2(%)

6600V,300KVAの定格電流Inは、

In={(300×10^3)/(√3×6600)}≒26.2(A)

変圧器二次側の短絡電流ISは、

IS=(100/%Z)×In={100/(0.2+3.2)}×26.2
=771(A)

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2008年2月11日 (月)

共振回路

◆理論「共振回路に関する問題」

1.XL=10(Ω)、XC=10(Ω)、R=2(Ω)の直列回路に
100(V)の電圧が印加されている。この回路が直列共振となっているとき、
XLにかかる電圧を求めなさい。

2.XL=2(Ω)、XC=2(Ω)、R=10(Ω)の並列回路に
100(V)の電圧が印加されている。この回路が並列共振となっているとき、
XLに流れる電流を求めなさい。

解答

1.直列コイルの電圧:500(V)

2.並列コイルの電流:50(A)

解説

直列共振でLとCの電圧降下は逆向きで打ち消し合っているため、
LだけまたはCだけの電圧についてみると、加えた電源電圧よりずっと
大きくなることがある。

また、並列共振の場合は、LとCの電流は逆向きで打ち消し合っている
ので、LやC単独の電流は電源から流れ込むのより大きくなることがある。

1.直列共振の場合、誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスの
合成リアクタンスは0となり、この回路のインピーダンスはR=2(Ω)
のみとなるので、電流Iは、

I=100/2=50(A)

XL=10(Ω)にIが流れるので、電圧降下Vは

V=50×10=500(V)

2.並列共振の場合、誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスの
合成リアクタンスは無限大となり、この回路には、
I=100/10=10(A)の電流がRにのみ流れる。
しかし、XLとXCの間の電流は0ではなく、
100/2=50(A)の電流がながれ、
電源から流れ込む電流よりも大きくなる。

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2008年2月10日 (日)

平形保護層工事

◆法規「平形保護層工事に関する問題」

平形保護層工事による低圧屋内配線を施設してもよい場所として正しいのは?
(1)住宅
(2)小学校の教室
(3)病院の病室
(4)発熱線を施した床面
(5)旅館の事務室

解答

(5)旅館の事務室

解説

平形保護層工事

第186条 平形保護層工事による低圧屋内幹線は次の各号により施設すること。

一 造営物の床面又は壁面に施設すること。

二 次に掲げる場所以外の場所に施設すること
イ 住宅
ロ 旅館、ホテル、宿泊所の宿泊室
ハ 小学校、中学校、盲学校、ろう学校、養護学校、幼稚園、保育園の
教室その他これに類する場所
ニ 病院、診療所等の病室
ホ フロアヒーティング等発熱線を施設した床面
ヘ 第192条から第195条までに規定する場所

三 電線は、平形導体合成樹脂絶縁電線であること

四 平形保護層(上部保護層、上部設置用保護層及び下部保護層をいう。以下
この条において同じ。)内の電線を外部に引き出す部分は、ジョイントボックスを
使用すること

五 電線に電気を供給する電路には、電路に地絡を生じたときに自動的に電路を
遮断する装置を施設すること

六 電線は、定格電流が30A以下の過電流遮断器で保護される分岐回路で
使用すること

七 電路の対地電圧は、150V以下であること

八 平形保護層内には、電線の被覆を損傷するおそれのあるものを収めない
こと

九 平形保護層は、造営材を貫通して施設しないこと

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2008年2月 9日 (土)

同期発電機

◆機械「同期発電機に関する問題」

ある三相円筒形同期発電機の無負荷誘導起電力13750〔V〕,端子電圧11000〔V〕で
このときの最大出力は30000〔kW〕であるという.同期リアクタンス〔Ω〕はいくらか.
ただし,電機子抵抗は無視できるものとする.

解答

5Ω

解説

出力P0は近似式によれば、

P0=(EV/Xs)COS(90-δ)(W)

E:1相の誘導起電力(V)
V:1相の端子電圧(V)
Xs:1相の同期リアクタンス(Ω)
δ:EとVの相差角(deg)0とする。

Xs=EV/P0=13750×11000/(30000×1000)
  ≒5(Ω))

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2008年2月 7日 (木)

発電用水車

◆電力「発電用水車に関する問題」

つぎに示す発電用水車の中で比速度の最も大きなものはどれか。

1.ペルトン水車

2.プロペラ水車

3.フランシス水車

解答

2.プロペラ水車

解説

水車の比速度とは、その水車の形と運転状態を相似に保って、
その大きさを変え、単位落差で単位出力を発生させたとき、
その水車の回転すべき回転数をいう。

ペルトン水車の比速度は12~23[m・KW]である。

フランシス水車の比速度は50~350[m・KW]である。

プロペラ水車の比速度は200~900[m・KW]である。

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2008年2月 6日 (水)

交流回路

◆理論「交流回路に関する問題」

抵抗Rと誘導リアクタンスXとの並列回路の力率が0.6であると
き,これらを直列に接続した場合の力率はいくらか.

解答

0.8

解説

RL並列回路における位相角φは、

φ=TAN^-1{(-1/ωL)/(1/R)}

COSφ=0.6より
位相角φは53.13(deg)となる。

RL直列回路における位相角θは、

θ=TAN^-1(ωL/R)

したがって、
位相角θは、直角三角形の一つの角φの対角にあたり、

θ=90-φ=90-53.13=36.87(deg)

となる、

よって、直列回路の力率は、

COSθ=COS36.87=0.8

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2008年2月 5日 (火)

開閉器

◆法規「開閉器に関する問題」

架空配電線の支持物に施設する開閉器類について、
A群の記述に対応する答えをB群の中から選びなさい。

A群
(1)気中開閉器
(2)ガス開閉器
(3)真空開閉器
(4)油入開閉器

B群
(a)設置が禁止されている
(b)消弧性能が高い
(c)安価である
(d)小形化が可能

解答

(1)-(c)
(2)-(d)
(3)-(b)
(4)-(a)

解説

(1)気中開閉器
開放形と密閉形がある。開放形は絶縁低下を起こしやすいので
塩害地域では使用できない。構造が簡単で安価であるため
従来から多く使用されている。

(2)ガス開閉器
接点部に六フッ化イオウ(SF6)ガスを封入し、絶縁性能と
消弧性能を向上させたもので、小形で信頼性が高いので
最近多く使用されるようになった。

(3)真空開閉器
真空中の高い絶縁回復特性と真空アークの拡散効果を利用して
消弧を行う。
真空度の低下が外部から解りにくい、真空度の測定が難しい。

(4)油入開閉器
気中開閉器が一般的に使用されるまで、多く使用されていたが、
開閉操作時に高温の絶縁油が噴出する事故が多く発生したために、
柱上での使用が禁止された。

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2008年2月 3日 (日)

誘導電動機

◆機械「誘導電動機に関する問題」

誘導電動機の端子電圧が定格電圧より低下した場合の記述で
誤っているものは?

(1)始動電流は減少
(2)最大トルクは減少
(3)全負荷速度は減少
(4)全負荷温度上昇は減少
(5)滑りは増加
(6)力率は上昇

解答

(4)全負荷温度上昇は減少

解説

三相誘導電動機、18.5KW、4P、220V、60Hz
において、
全負荷運転時、定格電圧の220Vから198Vに電圧が低下した場合、

1.入力は20.3KWから20.35KWに増加する。
2.電流は58.7Aから64.9Aに増加する。
3.効率は91.4%から90.9%に低下する。
4.力率は90.8%から91.5%に上昇する。
5.すべりは1.94%から2.44%に増加する。
6.トルクは10.17kg・mから10.23Kg・mに増加する。

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2008年2月 1日 (金)

高圧配電線路

◆電力「高圧配電線路に関する問題」

我国の高圧配電線路は中性点で非接地である。
この特徴として正しくないのはどれか。

1.1線地絡時の健全相の対地電圧が高くなる。

2.1線地絡電流が小さい。

3.高低圧混触時の低圧配電線の電位上昇が小さい。

4.通信線に対する誘導障害が小さい。

5.地絡回線の選択が容易。

解答

5.

解説

我国の高圧配電線路はほとんど非接地方式である。
これは1線地絡時における健全相対地電圧は大きくなるが、
電圧が低いので問題とならないのに対して、
地絡電流、高低圧混触時の低圧線電位上昇
(変圧器のB種接地抵抗と地絡電流の積)
通信線に対する誘導障害がいずれも小さい利点があるためである。

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