変圧器のV結線
◆機械「変圧器のV結線に関する問題」
単相210-105V 100KVAの変圧器2台を
V結線としたときの出力はいくらになるか。
解答
173.2(KVA)
解説
V結線は、△-△結線から一相を除いたもので、
最大三相平衡負荷は、
△-△結線の場合の57.7%に減少する。
(V結線出力)/(△結線出力)=(√3V2・I2)/(3V2・I2)
=0.577
問題の場合
(√3×210×275)/(3×210×275)=0.577
変圧器の利用率は86.6%となる。
問題の場合
利用率=V結線出力/設備容量=(√3V2・I2)/(2V2・I2)
=(√3×210×275)/(2×210×275)=0.866
したがって、出力は
W=100×2×0.866=173.2(KVA)
この結線を使用した場合、電圧変動率が大きく、
かつ各相で異なるため
二次電圧がやや不平衡となる。
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